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デジタル遺品とは?

デジタル遺品とは?

最近参加した研修会で「デジタル遺品」についての話を聴きました。

 誰かが亡くなったときに,いわゆる「遺産」があるのですが,今は,それが「デジタル」の形をしているものがあり,それが重要であることが多いというお話です。

 「デジタル遺品」というのは,

・ 写真などのデジタルデータ

・ ネット銀行,ネット証券会社などの情報(仮想通貨も)

・ ブログ,SNSなどインターネットサービスのアカウント

などが主なものだといわれています。

 そして,人が何の準備もせずに突然亡くなった場合には,遺された人たち(相続人たち)が,個人のパソコンやスマホを触って探索するしかありません。

 まず,「スマホのロックを外せるか?」からスタートしなければなりません。

 各種サービスの解約,アカウントの引き継ぎ(または解約)などを行っていくのですが,「デジタル」の世界ではサービス会社のほうも,相続発生時の対応が定まっていないケースが多いそうです。

 私が聴いた講演では,

・ 本人としては自分が亡くなる場合に備えて,必要なサービスに家族がアクセスできるようにしておくことが大切

とのことでした。

 いわゆる「エンディングノート」のようなものに重要なサービスのID・アカウントを書いてしまっておく。家族に保管場所を教えておく,等です。

 最近では,残したい情報,消してほしい情報に分類して,デジタル情報を家族に承継することそのものを「依頼」できる業者もあるそうです。

 

・ 遺族としては,あわててスマホを解約したりせずに,できるだけ情報を集めてから対処する。

・ また遺族の立場で,「必ず対応したいもの」(金融資産,通信契約など)「出来れば対応したい」(低額有料サービスの処理など)「ひとまず保管」(技術的に対処不能,専門業者に)に分類して,優先順位をつけて対処する。

といいとのことです。

 特に,スマホのロックを解除できないときにパスワードを当てずっぽうで入れ続けるのは「絶対辞めた方が良い」(下手をすると,連続エラーのために「初期化」されることもある)とのことでした。

 写真の本は,講演の先生の本です。

 かなり分かりやすくまとまっていて,「デジタル遺品」のことが気になる方,急に親族を亡くし電子データなどの扱いをどうしようかという立場の方にはおすすめの一冊です。

 

 

 

 

 

相続法(民法)の改正

 平成30年の通常国会で7月に民法の相続法が改正されています。

 改正ポイントについてはブログで書きましたので,関心のある方はご一読ください。

早わかり民法改正(弁護士村上英樹のブログ)

 

 私は相続案件を取り扱うことも多いのですが,相続は個人の財産(遺産)の問題であると同時に,会社承継の問題を兼ねることが多いです。

 特に,家族経営の非上場会社の場合,故人の有していた会社の株式がどうなるか,という問題は重要な問題になります。

 家族が経営している会社の株式の価値というのは,会社財産/株式数ですので,個人では財産を余り有していないと思っている方でも「家の会社の株」を考えると遺産のボリュームが全く違ったりします。

 相当な資産を有し,経営している会社の規模も大きいにも関わらず,相続対策について十分に専門家に相談できずに相続が発生し,会社の経営権のことも関係し,大変な相続争いになってしまうケースは現在も残念ながら多々あります。

 

 事業承継,というのもそうですが,なかなか誰しも自分が働けなくなったり,亡くなったりした後のことを考えるのは後回しにしたいものです。

 それだけに,ある程度元気なうちから(事業承継準備は60歳からがオススメ,といわれます),相続のこと・事業をだれに承継させるかということなどを考え,計画的に一歩一歩備えて,そのうえで,安心して体力・気力許す限り仕事も全うするというのが理想だと思います。

 

 例えば,「遺言」などは,昔から(嘘か本当か)しっかりした「遺言」を作った人ほど長生きする(なので「遺言」が長期間日の目を見ない),と言われていますが,確かに,私の経験でもそういうことは多いように思います。

 

 相続法改正でも,「自筆証書遺言」が作成しやすくなったり,「自筆証書遺言」を法務局で保管する制度ができるなどの改正がなされています。

 ただ,やはり,一定の財産を確実に承継させるための遺言であれば「公正証書遺言」にすることがお勧めですが。

 

 改正後は「配偶者居住権」など新しい制度も利用した相続,それ前提とした遺言もできるので,選択肢が増えています。

 

 「遺言」は「最後に自分の意思を実現する」制度なので,それを考えることは実は「やりがい」のあることです。

 遺言者の望むあり方をきき,それを法律によってどう実現するか,どんな選択肢があるか,を一緒に検討することは当職の得意とするところなので,いつでもご相談ください。

 相続税対策は公認会計士・税理士と連携して対応することができます。

 

 

ロータリークラブ活動~青少年奉仕

ロータリークラブ活動~青少年奉仕

 私は,神戸モーニングロータリークラブという奉仕団体に入っています。

 奉仕団体って何をするの?といえば,活動は多岐にわたっていて,

・ 環境保全(植樹)

・ ポリオ撲滅

などの他に,

・ 青少年奉仕

があります。

 私は,青少年奉仕の委員を務めています。

 このお盆には,篠山で行われた「インターアクト年次地区大会」に行ってきました。

 兵庫県内27の中学・高校の生徒さんたち総勢約200名が集まるイベントです。

 10代の若者たちが,社会を良くするために何が必要か,自分たちに何が出来るのか,を学び,ディスカッションするイベントで,1泊2日で行われます。

 まず,このような若者向けのイベントを実行することは大変なことで,その役割を担っておられるロータリークラブの方々の活動に大いなる敬意を抱きました。

 私は青少年奉仕委員になったばかりなので,今回は特に役割があるわけではなく,ほぼ見学という感じで参加しました。

 

 さて,自分の高校時代などを思うと,1泊2日で他の学校の生徒と泊まりこみイベントで一緒に何かをやるというのはとても刺激的な機会です。

 今回は,「篠山」をテーマに,理想とする街づくりについて考えるというテーマで,グループディスかション・発表が行われました。

 十代のうちに,このように創造性を高める機会に恵まれる,というのは素敵なことです。

 さて,夜は…

 

 

 丹波篠山。デカンショ祭りです。

 私は篠山出身ですが,30年ぶりにデカンショ祭りに参加しました。振り付けも知っていたはずなのに,すっかり忘れていました。

 ふるさとの懐かしさと,これからの未来を担う若者のみずみずしさに触れて,今年の盆明け,後半のスタートを新鮮な気持ちで迎えるイベントでした。