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運のいい人、悪い人

運のいい人、悪い人


「運が良い,悪い」といえば,私は「無縁坂」(グレープ,さだまさし)を思い出します。

さて,先日,明石家さんまの「ホンマでっかTV」で,脳科学者の中野信子さんが出て,「運のいい人,悪い人」の特徴,テストをやっていました。

話としては,「運がいい(と感じている)人」と「運が悪い(と感じている)人」とを比べても,宝くじがあたる確率は全く変わらない,しかし,心の持ちようが違う,という話でした。

心理テストみたいなものがあって,たとえば,「道が分からないときに人にすぐにきけるか」とか,「自分の悪口を言われているのが聞こえてきたときに気になるか」とかを,7段階くらいのスコアでチェックしてきます。

総じて,

前向きな人

外向的な人

楽観的な人

などが「運が良い」人であるようでした。

いわゆる「明るい」性格の人は,同じ物事に出会っても,良い方に捉えられるから,ポジティブな気持ちで生きて生きやすい。ゆえに,「自分は運が良い」と思える,ということのようでした。

ちなみに,明石家さんまはほぼ全ての項目で最高得点でした。

私もさんまさんほどではないですが,かなり高得点でした(結構うれしかったです)。

でも,このテストをやるまでもなく,私は,今まで環境や周りの人にとても恵まれていて,また,巡り合わせにもすごく幸運なことが多く,本当に「運が良い」と心から思っています。

 

さて,でも。

まあ,明石家さんまのような性格が「得」だ,とは誰でも分かるんだけど,だからといって,そうなろうとしてなれるものではないんだよな,と思う人も少なからずいるのではないでしょうか。

それから,同じ人でもそのときの状況によって,「運が良い」テストの点数は上下しそうです。

実際,私たち弁護士が関わる事件では,やはり,トラブルや不運な出来事(これは心理テスト云々でなくて,誰がどう考えても不運なアクシデント)に見舞われた方々から依頼を受けます。

で,トラブルの渦中において,明石家さんまさん状態の「明るい」心持ちで生活することは難しいです。何もなければ超「明るい」人であっても,やはり,どうしてもネガティブな感情から自由になれない,以前とは物事に対する発想が変わってしまった,などのことがあります。

これは本当に仕方が無いことで,無理に「明るく」などしようとすれば,また別のひずみが出かねません。

 

私の場合は,カウンセラー・セラピストではないので,「心理状態」そのものにコミットするわけにはいかず,法律専門家として,その案件(トラブル)について一つの区切りをつけることのお手伝いをします。

ただ,案件の解決過程を通じて,少しずつ,「トラブル」や「嫌な出来事」そのものよりも,現在・未来の生活,ビジョンに気持ちを向けて頂けるような,そういう方向性でバックアップしたいという思いを常に有しています。

依頼者が心から頼れる弁護士とはそういうバックアップができる弁護士ではないか,と思っています。そのためには,もちろん法律実務面での確かさが必要ですし,それだけではなく,人としての魅力,深さ,大きさ,総合力が必要だと思います。それら全てを磨くのが弁護士としての精進と思い,日々努めていきたいと思っています。